気まぐれ日記

更新は本当に気まぐれです。主にtwitterに書くには長いなと思ったネタを書きます。

MAKE the RULE

週末、MAKE the RULEのキャンペーンに行ってきた。

banner4_0.gif
インターン先の環境市民も呼びかけ団体の一つとなっているこのキャンペーン。

温室効果ガス削減の中長期目標を建てること。具体的には1990年比で2020年に30%削減。2050年に80%削減すること。
2020年に一次エネルギー供給の20%を再生可能エネルギーとすること。
それと温室効果ガスを減らすための経済的な仕組み(炭素税・排出権取引制度など)を作ること。
再生可能エネルギーを大幅に増やす仕組み(固定価格買い取り制度)をつくること。

これらを目標とした法律を制定することをもとめた署名運動です。

長期の目標数値はIPCCの最新のレポートと対応している数値で、このまま行くと起こるであろう大惨事を避けるためには必要不可欠な目標です。
また、経済的な仕組みについても、現在の「環境に良いことをすると高くついてしまったり、大変になってしまう」という状況を変えて、環境に良いことをする人がその分、きちんと得をするルールを作ろうということです。

環境によくと努力をする人・企業が損をする。残念ながらそれは現在では多々、起こっていることです。
そして、現在の政治はそれを直すルールは作らないことを選択しています。

日本ではよく自主努力と言ってますが、その結果、2007年度の温室効果ガスは京都議定書の基準年に比べて8.7%の増加となっています。
2008年〜2013年の間、基準年ー6%をキープするという京都議定書の目標は達成不可能となっており、その分を海外から調達する必要があります。
自主目標を掲げて達成出来なかった電力会社は海外から排出権を買う必要があるので、電力価格はこれから間違いなく上がります。

その後も、京都議定書以上の削減は求められるのは確実なので、削減がその値に達するまでの間、日本は海外から排出権を買い続けることになります。

国内で経済的な仕組みを導入していれば、削減に払った費用は国内で循環していたものが、海外へといくことになります。
炭素税ならば、集めたお金は支出として福祉や経済対策にも使えますが、海外から排出権を買うことでは、環境問題以外の問題には一切の解決策を打つことができません。

これでは環境に良くするために経済や福祉は我慢をする社会になります。
そんなの上手くいくはずがないでしょう。

きちんとしたルールが必要です。
MAKE the RULE
みなさんもお近くでの署名をお願いします。