環境首都コンテスト2009
3月30日、今年度の環境首都コンテストが無事に終わり、結果が発表された。
今年度の結果
自治体の環境政策をNGOの目線から評価する取り組みである環境首都コンテストも今回で9回目になる。
私がどっぷりと関わったコンテストとしてはプレを入れると3回目。
非営利でしがらみのない第3者の評価。
それでいて、一定の専門性を確保した人が評価している取り組みというのは他には中々、例がないように思う。
今年度の第1位は昨年度に引き続き水俣市。
有機水銀中毒を経験した街。今もその現実と向き合う街。だからこと、人口の少ない街でありながら、本気で環境政策に取り組み、我々の評価としても非常に高くなっている街。
人的資本のリソースと自治体としての権限。人口の少ない街にはどうしても立ちはだかる壁。
その中で、先進的な取り組みを続ける街には敬意を覚える。
そして、環境首都コンテスト。
手前味噌ながら、これだけの実績を上げいる取り組みというのは他には中々、無いように思う。
NPOが自治体の政策に関与する。
これは地元のNPOであればまだ、ある話であるが、全然他所の地域がというのは非常に難しい。
それを同時に、複数の自治体に対して行うこの取り組みはもっと評価されても良いのではないかと常々思う。
考えて欲しい。あなたが自治体の政策を変えたいと思った時にそれがいかに遠いことであるかを。
2010年度でこの取り組みも最後である。
ここに関わった人が何を得られるか。
得ようと思った時に得るものはいくらでもある。
でもその意欲がなければただ苦労はしても何も得られない。
願わくば出来るだけ多くの人がここから、有意義なものを得て欲しい。
運営側としては心からこのことを思う。