ぺえるめえる
今回はおいらのお気に入りの一風変わったお店を紹介します。
680円で簡単なフレンチコースが食べられるという、学生街ならではの風変わりなお店です。
場所は岡山大学のすぐ近く。(詳しくは下に書きます)
大学近くのお店ってのはどこの大学でもそうだろうけど、安くて量が多いってのが売りだったりするわけだけど、このお店は更に美味いが付く。
それも学生街にしてはとかじゃなくて、普通に街中のお店と比べても美味しい!!
岡山のお店ではスープカレーのらっきょと並んでおいらのお気に入りのお店。
おいらは作るのがめんどくさくてとかで、外食にする時は大抵ここに行きます。
お店は50代ぐらいのマスターが一人でやっていて、メニューは日替わり定食680円のみです。
このマスター、こんな学生街に居るけれど、実は本格的なフレンチシェフ。
若い頃にフランスに渡り何年か修行して、東京でホテル等で料理をしていたとか。
華やかな世界に疲れたらしく、東京を離れ縁あって岡山に来て以来、25年程今の場所でお店をやっているそうです。
フレンチシェフとしての矜持なのか、食事はゆっくりと食べるもの、今の学生はせかせかしすぎだという信念のもと、とてもゆっくり料理が出てくるのもこのお店の特徴です。(よく知らないけどフレンチって言うのは、そういうものらしいね。)
空いてる時で1時間半。混んでる時だと2時間くらいと言うのが食事時間の目安でしょうか。
おいらは主におしゃべりする為に友人と行くか、一人の時は本を持っていったり、歴代の学生達が置いていった(ついには本棚まで作っていったとか(笑))という大量の漫画を読んだり、奇人と言うべきマスターとおしゃべりしています。
このマスター、フランス仕込のちょっとパンチの効いた下ネタを言い出したかと思えば(ちゃんと相手は選びますのでご安心を)、真面目に惑星物理や社会情勢の話や心理学的な話題を独特な感性に基づいた分析で話します。ユニークな感性で生きていると言った感じのなかなかに面白い人です。
店に入ったお客さんはまず奥に居るマスターに人数を告げ、席に付きます。
そして暫く待っていると最初に出てくるのがスープ。
一かけらのバターが浮いてるのが、フレンチ以外のものも出してますが、基本はフレンチですという宣言なのだとか。
いつもながら、お腹が空いてるところに温かいスープが沁みます。
日により変わるお肉や手製のつみれにレタスやトマト等が入っています。
そしてお次はサラダ。
もっともこのサラダは色々なタイミングで出てくるので、一人でやっている為に発生する間のつなぎの意味もあるようです。スープの次に出てくることが多いようです。
ハムや季節で変わる果物にトマト、レタス、きゅうりという構成で、その日により違うドレッシングがかかっています。
次がいよいよメインです。
来た瞬間のお肉の美味しいそうな香りがたまりません。
夢中で漫画を読んでいる時でも、この瞬間は一度漫画を置いて喰らい付きます。
熱々がやっぱり美味しいので。
このお皿が日によって一番変化するのですが、パスタ皿にチキンによるメインが一品と肉料理がもう一つに、簡単なパスタと付け合せが幾つかと言う構成になっているみたいです。
学生街だけあり、中々にボリュームが有ります。
女性ではお持ち帰りする方も結構いるみたいです。
そしてメインでお腹一杯になった後にはデザートの自家製プリンが来ます。
そして、最後はコーヒーか紅茶またはジュースが出て終了。
美味しい料理に満腹になって680円。いつもながら驚きの値段です。
まぁ、この値段でこの品数では、当然それほど高い素材は使えないはずなのですが、それを感じさせない美味しさが素晴らしいです。
きっとマスター一人でやっているから、出来る値段でもあるのでしょう。
お店はとても小さく、店内は5人掛けくらいのテーブルが三つに2人掛けのテーブルが一つで席数は17席くらい。基本的に相席です。
ランチが12時〜14時頃、ディナーが18時半から22時頃までなら入れます。
小さなお店ですのでディナーだと入れない時も時々ありますが、ランチですと大抵は入れます。
場所はここ
行き方は
総合グランドの北の53号を岡大に向かって入り、
角の近くに見えるボンルパという喫茶店の横の斜めに入る通りを行き、
すぐ一つ目の角、エルグレコというお店前の小さな通りを入った奥です。
お店の外観はこんな感じ。
一見すると普通の家みたいなので、近くまで行かないと分からないかも。
夜だとこんな感じになります。
時にはこんなお店でのんびりした時間なんていかがでしょう。
時にはお酒じゃなくて、おいしい料理と一緒に友人と話す時間って言うのも、とても楽しいよね。