気まぐれ日記

更新は本当に気まぐれです。主にtwitterに書くには長いなと思ったネタを書きます。

友人の訃報

昼過ぎ、高校時代の友人、有村君の訃報が突然やってきた。

ヒマラヤ遭難:日本人3人雪崩で死亡 中国・クーラカンリ - 毎日jp(毎日新聞)

中国チベット自治区、ヒマラヤのクーラカンリ(7538メートル)を登山中、雪崩に巻き込まれたそうだ。

知らせを見た瞬間、思わず、うそ…と呟いていた。

頭の中で、知らせてくれた友人の情報を一生懸命否定する。
でもすぐに、それが本当なのはわかった。

まだ、実感が湧かない。

地元の高校時代の仲間で作ったソフトボールチームで一緒だった彼と、仲良くなったのは結構最近で、私が大学で登山を始めてからだった。

登山用品店でアルバイトをしていた彼は、私が、部活を引退後、道具をいくつか買いなおしたいのだけどと言ったら、バイトが休みの日なのに私に付き合って、色々選びに行ってくれるような良い男だった。

海外高所登山の世界を写真とともに見せてもらった。
登山と一言に言ってもとても世界は広い。そんな遠くの世界を近くに見せてくれる友人だった。

また、大学院で哲学、思想を研究する人でもあった。

本当に山男らしい山男だった。

去年の冬、私が栂池高原でバイトしていた時にも、山小屋で合宿があるからついでにと訪ねてくれて、一緒にスキーをした。
夕方前、「しまった、リフトが止まった。ちょっと登る距離が長くなるけど、まぁ良いか。では、お元気で。」と彼は山小屋へとゲレンデを登って行った。
直接、会ったのはあれが最後だったように思う。

一度、一緒に登りにいこう。
そんなことをよく言っていたが、結局、果たせぬままになってしまった。

まだ、おなかの奥に何かがある感じで、うまく感情を表せない。

11月中旬までチベットに行ってくる。
登山隊のブログで情報をお届けすると、ソフトボールチームのMLを通じてに送ってきた彼らのブログはこの騒ぎのためか、もうキャッシュでしか見れないみたいだ。
私も、楽しみに見ていたブログには彼の書き込みもある。向こうでの生活の雰囲気が伝わってくる。
site:aqblog.blog.ocn.ne.jp 日本庫拉崗日(クーラカンリ)登山隊2008 - Google 検索
クーラカンリ登山隊

そろそろ本格的にかな、と思っていた矢先に突然届いた訃報。

ただ、ただ、安らかに眠ってほしい。