9/3 雲ノ平PW三日目(雲ノ平〜高天原温泉〜雲ノ平)
ブログをすっかり放置してしまいました。
気がつけば九月も後、一週間。
九月三日とか書いてる場合じゃないぞ・・・。
そろそろ書き上げよう。
さて、山行三日目は今回のコースの一つの目玉。日本一の秘湯、高天原温泉です。
普通の人なら入るまでに1、2泊、帰りも考えたら3泊以上の日程で登山をしないと入れない、秘湯中の秘湯です。
朝5時半ごろ、今日の日程は同じキャンプ場へ帰って来るので必要な物だけをザックに詰め込み出発。
黒部五郎岳が朝焼けに浮かぶ。
軽い荷物に足取りも軽く・・・、の予定が目の前に立ちふさがる濡れたツルツルの木道。
山荘までの道に2〜30分近く苦戦。
まぁ、出だしは躓いたけれど気を取り直し、山荘近くの分岐を曲がり、岩の道をちょっと登り振り返れば山荘と黒部五郎が綺麗に見える。
笠ヶ岳もどっしりとした構え。
少し下り、もう一度登り返すと、コロナ観測所があり、そこからはひたすらと降る。
観測所が標高2576mで目指す温泉は標高2050m。。。
まぁ、昨日、登ったプリンを今度は降る訳です。。。orz
昨日に比べれば幾分か角度は浅いのだけど、雲ノ平は本当にプリン形なので、途中にはやはり急降も。
勿論、今日はスタート地点に帰るわけで、降りるほど後には高い山がそびえる訳で、
「振り返るな〜!!」「後ろに幻が見える〜!!」
などと言いながら旅は続いて行く訳です。
疲れもあり、中々にサブザックでもしんどい道だったけど、どうにか8時15分頃には高天原へ。
とても綺麗なところ。ここも花の季節なら尚良いのだろうな。
そして秘境にたつぼろ小屋、高天原山荘。
口の悪い人は日本3大ぼろ小屋と呼ぶとか。後の二つはどこなんだろう。。。
真っ直ぐな柱が一本も無いと言う噂を聞いて、まさかぁなどと思ってたけど本当なのね。
他で聞いた話によると、こういう雪の力のかかる場所の小屋は、木造ならある程度はゆがみを吸収してくれるが、鉄筋だとこのようになるらしい。
ハードな環境で鉄筋より木造が優れてるっていうのも面白い話だよね。
小屋の周りでのんびりして、15分ほど歩くと遂に温泉に着く。
おや、意外にしっかりした建物と思ったのは女湯で、男湯(正確には混浴)はその奥。屋根や囲いなどなく、着替えるスペースも道から丸見え。
大自然の中の湯です(笑)
と、温泉までは来たけど、お預けにして先の竜晶池へと向かう。
温泉入ったら、きっと行く気がなくなるので。
15分程歩くと綺麗な池のある夢の平に着く。
綺麗でどこか神秘的な雰囲気を持った中々に良い場所です。
道を戻ればお待ちかねの温泉。
いや〜、気持ち良い!!
山のど真ん中で入る温泉は本当に最高!!
のんびりと入っていたら、いつの間にやらすっかり女の子達を待たせてしまい、少し顰蹙を買う。。。
まぁ、女湯も簾がかかってるだけだったから、ちょっと先に上がるわけには行かないなぁと思って、そろそろ上がるかい?などと何度か声をかけつつも、返事が無いのでおしゃべりに夢中かななどとのんびりしてたら・・・って言い訳ですね、はい、すいませんでしたm(_ _)m
思いっきり道から見えるところから声をかけたら、すぐ下から、もうとっくに出てるよって返事がしたのには、ちょっと焦った。。。
時間もなくなってしまったので、その辺で昼食を食べて出発。
来た道を戻ります。いや、登ります。
なんで、温泉に入った後に大汗かいて登らなぁ…などと思っていたら意外にも登りの方が楽々で、行きと同じくらいの2時間程で山荘に戻る。
キャンプ場に戻る途中、スイス庭園に寄ってみる。
プリンの淵へと伸びる道。絶景の予感。
今日行った、高天原が一望。その先が急降だから見える絶景。
ちょっと、「わはははは、・・・」って、ムスカ大佐気分になれるとても場所(笑)
そして、雄大な水晶岳を借景とした自然の作った庭園美。
ここは本当に良い場所。
今年も来て良かった。
晴れて良かった。
連日の急坂に少し右膝を痛めてしまったのが気にはなるけれど、念願の温泉にも入ってきたし、今日はとても良い日だった。