気まぐれ日記

更新は本当に気まぐれです。主にtwitterに書くには長いなと思ったネタを書きます。

東山魁夷せとうち美術館


香川県立東山魁夷せとうち美術館に行ってきました。


山に登るついでに、長野観光したときに善光寺のついでに長野県信濃美術館・東山魁夷館に寄ってみたのがきっかけで、画伯の絵のファンになり、今では、長野辺りに行くときは暇があれば必ず寄っているのですが、先日ミクシイで東山魁夷コミュを発見し、そこの情報でなんと香川にもこの美術館があるのを発見。


テストも終わったので早速、行ってきました。



小さい美術館で一つの階に大体20枚で40枚くらいのリトグラフ(良く分からないけど版画の一種で出来た複製?)の絵があり、一階は「霧深き日本の山々をめぐる」二階は「月光/夜空に瞬く星達の宴」というテーマで展示していたのですが、とても良かったです。


参考リンク:東山魁夷<株式会社シバヤマ>(※やっぱりネットでは大分、印象が違います)


一階の方は僕には見慣れた、山の霧を題材にしているのですが、構図の妙と写真ではこうは行かない、今にも動き出しそうな空気感に時間も忘れて吸い込まれていました。

同じ題材でも、ベースとなる色が一枚一枚違い、並べてみるとそれぞれの空気感が出ていてとても面白かったです。

「晴れゆく嶺」などは、本当にこれから晴れ間が出来る瞬間の、元々晴れているのとも、ガスが湧き上がってるのとも違う、なんともいえない、まさに日がさして晴れるぞってテンションが上がる瞬間の空気感が見事に現されていて感動でした。


2階は月光や星明りというよりは、街のランプも含めた柔らかい光の表現にテーマを当てている感じで、こちらもとても良かったです。

以前に長野で感動した京都の円山公園の枝垂桜を描いた「花灯り」に再感動。柔らかい月の光に浮かぶ枝垂桜は、何度見ても息をするのも忘れて、見入ってしまいます。

「月涼し」などもなぜか右の木が涼しく感じられ、「月出づ」では絵なのになぜか眩しいと不思議な感覚を味わいました。あえて月は外した構図の「月影」などもとても面白かったです。

中でも今回、気に入ったのは「冬の華」という雪景色の大木が柔らかい光で浮かび上がる作品と「月光」というこの美術館が原画を所有する作品。

「月光」は月は描かれていないのですが、とても月を感じる事ができます。

原画とリトグラフの違いもはっきりと感じられます。なぜそうなるのかは分からないけど、見て受ける印象が全然違います。


あと、せっかく香川まで行ったので、美術館の前にうどんを食べに行きました。

坂出駅から10分ほどの日の出製麺所



11:30〜12:30の一時間しかやっていないという変わったお店に行ってきました。

麺は冷たい、ぬるい、熱い、釜たまから選べます。

おいらは冷たいの大盛り200円に50円のちくわを載せて食べてきました。



混むと噂の店だけあり、とてもコシがあり美味しかったです。

この美術館に行く方は合わせて行く事をお勧めします。


それにしても、ネギは自分ではさみで切るんだね。

常連さんの指導を受けて軽いカルチャーショック。



讃岐うどんって面白いなぁ。


今日の一曲:くるり/春風