寒いですねぇ
またもや大寒波の到来です。今度のはモスクワで−30℃を記録した寒波だとか…。
そんな中でも今年は暖冬だって知ってました?
信じられない話ですが、海水温や植物の傾向を見ると暖冬傾向だと森林系の先生が言っていました。
では、なぜそんな中でこんなに寒くなるのかと言うと、何でも話は去年の夏に遡り、フィリピン沖辺りで海水温が以上に高く、たくさんの水蒸気が蒸発した時期があったとか。
その時、大量に蒸発して上空へ上がった水蒸気が大気循環に乗り大量に北のほうで下降した結果、北極圏の上空を円形軌道で回っていた冷たい空気の大気流(日本の上空のジェット気流みたいな奴)の軌道を歪めてしまったらしいのです。
その結果、例年は北極の周りを回っていた気流が大きく蛇行しながら回っており、その出っ張りの部分が日本の上空にさしかかる度に今回のように大寒波の到来となっているらしいです。
中でも今回のはちょっと前にモスクワで−30℃を記録した特大の寒波らしいです。
寒すぎます!!
エルニーニョもそうですが、気候の変動には思いも寄らない地域の現象が、他の地域に影響を与えるのにびっくりです。フィリピンの夏の海水温が高いから冬に大寒波ってまさに風が吹けば桶屋の世界です・・・。
と言うわけで話を暖冬に戻るのですが、今年は日本の周りの海水温はかなり高いらしく、そいつに上の北極圏の気流の寒波が重なった日にはその温度差から今年の記録的な大雪へと繋がっているそうです。
暖冬な証拠として、上空の寒波が去ると急に暖かくなるとの話ですが、まさに大寒を過ぎたばかりのはずの数日前などは確かに暖かかったです。
どか雪が降って、気温が急激に上がっての繰り返し。
雪崩の本で気をつけるべき2大シチュエーションの繰り返しとは今年はなんと言う年なんだろうか・・・。遭難者が出ないようにというか自分も雪崩にやられないように今年は特に気をつけなきゃいけないようです。
やっぱり気候変動は恐ろしいです。ちなみに地球温暖化防止で知られる京都会議ですが、あの条約は気候変動枠組み条約と言います。温暖化枠組み条約とかではないです。
何が違うのかと言うと、
地球の平均温が上がる(温暖化)≠日本の平均温が上がる
と言うことです。
今回、フィリピンの海水温が上がって日本に大寒波が来たように、気候変動はかなり複雑なメカニズムにより起こるので、
地球の平均温が上がる(温暖化)=日本の気候が変わる(気候変動)
なのです。
そしてどう変わるのかについては実際にはまだまだ分からない部分が多いというのが実際の話です。
ここ数年の色々な異常気象と言われるものも、日本での気候変動の傾向が出始めていると言う見方もあります。
この傾向で変わるとなんだか住みづらくなりそうなのが嫌で、CO2の削減は真剣に考えなければなどと思うわけです。
まぁ、今のペースで変われば、嫌な傾向とか言う間も無く、植物が枯れて生態系が壊滅すると言う話もありますが。
気候が変わっても植物、特に成長に時間のかかる森林は世代交代による移動も出来なければ、服を着ることなんて勿論出来ないので、限界を超えれば一気に枯れます。
そうなれば、日本の生態系の基盤が消えるわけで後はどうなるかなんていうのは、破滅的な何かが起こるぐらいにしか分からないのでしょうが。。。
さて、まぁ話は変わり、今日は節分ですね。
6年前、京都に引っ越した時には初めて聞いた習慣であった恵方巻も、今ではすっかり全国区のようです。コンビにの恵方巻にはお豆もついて一人暮らしで節分気分を味わうにはぴったりのようです。
クリスマスやバレンタインが日本に定着した頃の人たちはこんな感覚で新しい日本の習慣を眺めていたのかなぁなどと思いつつも、今年も恵方巻きを食べます。
もちろんそこは無言で。
いや、一人暮らしだから、ぶつくさ言いながら食う方が不自然だって話ですよ。
家族揃ってやってる姿は、想像するに4コマ漫画のネタな気がするのですけどね(笑)