気まぐれ日記

更新は本当に気まぐれです。主にtwitterに書くには長いなと思ったネタを書きます。

華氏911/衆議院選挙


明日は911いよいよ選挙。NYのテロからも丸4年です。

遅ればせながら華氏911を見てみました。


感想はボーリングフォーコロンバインと同様で、ちょっと演出が過剰な感はあるけどとても面白かったです。

アメリカ社会の持つ矛盾をこれでもかというほど描いているのが見ていて面白かったです。好き嫌いはあるだろうけど、一度は見ると良い映画だと思います。

それにしてもブッシュファミリーとラディンファミリーの強いつながり、特に現大統領は、あちこちで事業を潰してはラディン家に救われてる無能なラディン家の子飼い状態の人物だったとは。

見たら親が大統領じゃなきゃ、絶対破産してぼろぼろになってたんだろうなこの人はと思います。こんな人が大統領になれるのか思うと見ていてちょっと考えさせられます。(演出過剰なためそう見えてるだけだと願いたいけど・・・)

他国を民主化するのを大義名分としている国の民主主義がこれとは・・・。資本主義政治(主権は資本にあり)というのが実情となっているのでしょうか。それとも古来、ギリシャ以来の伝統のデマゴーク(扇動政治家)の類の人物なのでしょうかこの人は・・・。

この前のハリケーンの時の無能ぶりを見てもそうですが、残りの任期期間が不安になる人物です。

まぁこんな人でも選挙での争点を倫理的な問題に絞ることで選挙を通ってしまうというのだから選挙戦略というのも凄いものだ・・・。

他にも見て思ったことは色々あるけど映画の感想はこの辺で。


さて明日の選挙ですが日本でも、ブッシュさんと似たような選挙戦略をとってる人が居るけど、争点を一つにしようとして自分が有利に立とうとしている戦略は、どうも信用できない人物だと思うのだが。。。明日はどうなるのでしょうか。


私の評価では彼は改革改革といっているけど、実際に構造改革をしているのか、ビジョンを持っているのかというと・・・な気がします。ライバルの利権つぶしをしてるだけに見えるのは穿った見方でしょうか。

土地に関する規制緩和を利用した金儲けなど、追及したら出てくるのではないでしょうか。東京を始め、日本中に起こっている、雨後のたけのこの如き、無計画な高層ビル開発はどうみても不自然です。マンション業者の詐欺まがいのやり方もあちこちで出てるのに、それに対する政府の対策は一向に進まない。

この業者の強気を可能にしている、規制緩和の裏には・・・と勘ぐってしまいます。


小さき政府、市場主義の幻想は失敗に終わったのは歴史が証明しているのでは?市場に必要なルールもしっかり導入せずにやる規制緩和。少ないルールも日本中に一律に適用することにより起こる矛盾。そんなの今の日本ならどこに行っても見れるし、それは緩和するときに分かっていたことではと思います。

本当に改革をする気があるならもっと、地方分権を進めるべきだし、その状況にあった細やかな市場のルールを作ったうえでの規制緩和をするべきなのに・・・。


これが構造改革と言われても、どうも変です。それでも解散するタイミングを勝てそうな理由のあるときを選んだ、選挙戦略の妙で勝ってしまうなら、それこそアメリカと変わらないよなぁと。。。。


と言うわけで、明日は選挙に行ってきます。正直選択肢はどれも支持できないけど、政権が変われば何かが変わることを期待して。


ちなみに明日は最高裁判事の国民審査もあります。ちょっとネットで情報を探すと分からなければ全員に罰をつけるべきだという暴論もあるけど、ちょっとそれもありかなと思います。誰かが落ちれば、国民審査のあり方も変わるだろうから。

まぁ、おいらはいくらか調べたのを基に自分なりに罰をつけてきますが、調べるのがめんどいという方にはやる価値のある方法だと思いますよ。