8/22 縦走8日目(雲ノ平〜三俣山荘〜双六小屋)
昨日の夜から続く雨。中々、風の強いテン場だった。
朝、まず小屋に天気の情報を確認に行く。
昨日の夜の情報では(うちらが夜・16時にとる天気図は正午のもの)台風は更に順調に近づき、最短でもう2〜3日で来るとの事。更に東側の熱帯低気圧も台風に変わったとの情報。
今日は双六まで行く事、おそらくそのままエスケープする事になることをメンバーに告げる。
みんなやっぱり残念そうで、若干テンションが下がったようだがしょうがない事だ。
自分の日程や都合で自然に逆らってはいけない。
ちょっと身体がしんどかったので、濡れて重くなったテントを1回生Y君に経験、経験と言いながら渡す。まぁ無理をすればまだ持てるが、彼はここまで荷物を軽めにしてあり、ちょっと余裕のあるはずである。連日で厳しい日程になっていたので、誰かがばてたらその荷物をおいらが持つことを考えると、ちょっと余裕が欲しかった。
Y君は期待にこたえてしっかりした足取りで進む。素晴らしいスーパーサブだ。
今日は予想通り雨であり6時半にテン場をでる。祖父岳をまき、黒部川源流へと向かう。道はなんと言うか沢状態。
こんな中を黒部川源流へ向かう。事前の情報でも小屋の人の話でも大丈夫と言う話に少し心配しながら源流に着く。
膝下まで水がある状態で結構怖かったが、ロープにつかまりバランスをとりながら一人ずつ渡る。
渡りきればもう8時半。
一休みして急登にかかる。道は歩きやすく50分ほどで三俣山荘に着く。
2回の喫茶室で休んでも良いとの事だったのでそこでみんなでケーキを食べる。
日程が短くなった分、金が余ってるのでちょっとした贅沢だ。
その後、時間が昼前になったのでそのまま昼食にする。
昼のあとケーキにすれば良かった・・・。
これがうちらの普段の昼食。
ちょっと貧相でしょ・・・。
噂の当たり前田のクラッカー。実物は今回初めて見ました。
11時前山荘出て、出発する。
途中、最後のピークと言う事でちょっと三俣蓮華岳に寄り道。
みんなで記念撮影。
その後は双六岳には行かず、巻き道で双六小屋に。
着けば13時40分。みんな疲れていたし巻き道万歳!!
今日も夜は馬鹿食いして終了。
天気図をとれば台風は相変わらず順調に来る。
本部に確認しても台風は更に進んでいる。
天気に台風の影響が出始めたし、下山路の関係もあり、明日はエスケープすることを決定。
今回は残念だけど、今度また着たときに槍を目指しておくれ、と伝える。