８／１７ 縦走３日目（剱沢〜立山・雄山〜雷鳥平）

今日も３時起床。５時前に出発。

剱沢から別山への道標に従い、ガレた急登を行く。５時５０分ごろ、乗越へ着き、荷物を置いて別山へピストン。ここから見る剱も格別です。

幸いにも晴天。朝焼けの剱を撮る事ができたので変化の美しさを見てください。

ここでみんなで記念撮影。F君曰く、どんなにお金払っても撮れない最高の背景。記念撮影には最高のスポットです。

これはその時ついでに撮ったおいらの写真。ネクタイは今回のパーティーグッズ（うちの部は合宿に行くときみんなで共通でネタになるものを買う。）山でネクタイして歩いてると中々注目されます（笑）

剱をよしよししてみました。

別山からは立山も綺麗に見える。手前に硯池を入れて撮ってみた。

なかなか良いでしょ。

今日はのんびりの日なので別山でたっぷり景色を堪能して７時ごろ乗越に戻り出発。

荷物が重いので巻き道を使い立山に向かう。

残雪の多い年には残っているという雪渓ももうコースの下に行っており、歩きやすい道を真砂岳にむかう。最初のピークへの分岐はやり過ごし巻き道を行く。

７時５０分ごろ真砂岳からの道が合流するところに来る。ここから行けば真砂岳は片道５分で着く。ちょっとピークを見て、先に進むと直ぐに大走りコースの分岐に着く。今日は雷鳥平泊なので、ここに荷物を置き、ピストン装備（日帰り山行でも使う最低限の装備）を作り８時１５分頃立山に向かい出発。

途中、右手に真砂沢が見える。



この辺りにはここを含めて圏谷、カールといわれる氷河の作り出した谷が沢山みえる。カールの地形は丸い谷底と切り立った両サイドの尾根が、独特な雰囲気でとても美しい。

８時５０分ごろ、鶴の折立のコルに到着。ガスっていてのでピークはスルーして先へ行く。９時前に大汝山に着き２０分ほどのんびり休憩、９時半頃雄山に着く。

ここは日本三大霊山といわれる立山神社が建つ。アルペンルートから空身の徒歩でも来れるので、装備なしで行ける３０００ｍ峰として人気が高い。

登山はきつそうでも３０００ｍの世界を一度見てみたいという人にはお勧めである。

天気が良ければ、雲の上の世界がお手軽に堪能できる。

雄山神社のあたりでのんびり昼飯を食べ、手拭いを買う。

相変わらずガス気味なのが残念だ。ここからは後立山連峰がとても美しい。２年前に来たときに見た滝雲を１回生にも見せてあげたかった。

たっぷり休み、１０時４５分ごろ雄山をでる。少し天気が回復してきたので大汝山、鶴の折立のピークへ行き、１２時ごろ荷物を置いた場所へも戻る。

この道も一昨年着たときは背中の３０キロ台の荷物にやられてしんどかった覚えがあるが、ピストンならば同じ道とは思えないほど楽々だ。

２０分ほど休み大走りコースへ。道はこの山域特有のガレ場の下り、ルート上はガレが除けてあるので歩きやすいが、ところどころ、コースが荒れてるところは気を使う。コースは途中まではひたすら尾根上。同じような道がひたすら続くので少し精神的にしんどい。途中尾根の左側にかなり紛らわしいふみ跡があるが、コースは尾根上から最後に右の沢へ、なので惑わされずに進む。

尾根を降り切るとそこからは気持ちの良い草原となる。



高山植物が綺麗な花を咲かして、何だか良い旅をしている感じの一枚が撮れた。大きなザックがとても絵になる。

草原を行き最後に沢を渡ると２時前雷鳥平につく。

ひとまずテントを建ててのんびりする。昨日、一人来れなくなったドタバタの影響で天気図用紙が全然足りてないことが判明したので、あつかましいが野営管理所に分けてもらえないか聞いてみる。

快く分けてくれた管理所の方に感謝。今回縦走出来たのもあなた方のおかげです。本当にありがとうございました。

昨日までの疲れもあるのか思ってたよりみんな疲れてたので、のんびり休み３時ごろ室堂に今日の夕飯などの荷物取りにいく。

今回はミクリガ池経由で行ってみる。こっちの方がルートとしてはしんどいが、池が中々綺麗である。途中、ミクリガ池温泉に寄り道して、硫黄で変色した真っ黒な温泉卵とブルーべりソフトクリームを食べる。



どちらもとても美味しい。テントでのんびりしてないで温泉に行ってこれを食べたら良かったかも。

その後は途中、またも雷鳥に出会ったりしながら室堂へ。去年までは全然会えなかったのに二日連続で会えるとはついている。

のんびり山行も室堂に着くと１６時。少しのんびりしすぎたようである。

ここでF君に天気図をとってもらう。雷鳥平の野営管理所は天気図を張り出してくれるので、今日だけならとる必要もないのだが、天気図を読むには参考に前日何日かの天気図があると色々な情報が読み取れるので取ってもらう。

荷物を回収し、お土産を物色。疲れているためか、試食の漬物がとても美味しい。すっかり嫌な客となり、沢山の漬物を試食して回る。

室堂を満喫してテントに戻ったのは１７時半。いつもなら夕飯を食べ終わっている時間でありみんな空腹。今日はちょっと重さのあるマーボー春雨。少し重いけれど辛さがとても効いていて美味しい。山では人気のメニューだ。

夕飯を終え、みんなで語らい、１９時半に床に就く。

今日は最後までのんびりで、みんなリラックスして狙い通りの休養日になったようだ。

明日は少し日程が長いので本当によかった。