気まぐれ日記

更新は本当に気まぐれです。主にtwitterに書くには長いなと思ったネタを書きます。

8/16 縦走2日目前編(剱沢〜平蔵のコル・別山尾根ルート)


3時起床。いきなり聞こえてくる雷の音に少しへこむも、雨は降っておらず、天気は回復傾向。みんなで相談した結果、取り合えず様子を見ながら行くことにする。

おいらにとっては2年連続で行き損ねた山。遂に3年目で登れるかと期待が膨らむ(^^)


5時、出発の頃には雷もやみ、30分ほどで剣山荘につく。途中、雪渓が2箇所程あった。今年は残雪が少なかったので特に問題なかったが、残雪の多い年なら早朝の通過は少し気を使うかもしれない。


小屋で一休みして、天気を確認。今の予報でも回復傾向のようだ。空も晴れてきたしこれは行けるとテンションUP!!


45分ごろ小屋を後にして、一服剱へ。崩れやすい岩があり気を使うが特に問題なく6時ごろピークへ。

一休みして剱沢を振り返る。



山の色に緑と白い雪渓が栄える。写真では見え難いが色とりどりのテントも美しい。


10分ほど休み、前剱へ向かう。20分程砂礫の道を降って登ると、後は岩場となる。ここからが剱の本番である。

まずはを大岩へと向けて登っていく。



そこを抜けると直ぐに前剱に着く。7時着。

前剱の手前に少し下が切れ落ちているところがあるが、ここでびびるようではこの先はやばい。


前剱で10分ほど休む。風は強いが天気はよくみんな上機嫌である。簡単な岩場くらいならもう慣れたものだ。


前剱を出てしばらく行くと、ついに剱も本番。危険箇所がどんどんと続く。

まずは痩せ尾根にかかる一本橋である。



近づくとこんな感じ



更に橋の左側、そして右側。



ここに左から右に強い風が吹くのだからスリル満点である。

風の弱まった時を狙い、慎重に渡る。


渡りきるとお次は切り立った崖につけられた斜めの登り。



鎖を握り、横向きに進む。


そこを抜けると今度は急降の鎖場。


ここを抜ければ取り合えずひと段落である。

この次のコルの先は踏み後が乱れている。おそらく正規のルートは稜線直下であるが、道を間違えて、下に行き過ぎてしまい、登るそばから崩れるようなガレガレのど急登を気を使いながら行く羽目に・・・。

ちきしょうう!!メチャメチャしんでぇぇええ!!!


だがしんどいとこを登りきり、岩場を一つ抜ければ、もう剱は目の前である。



ピークも見えるし、噂に名高いかにの縦這いも見える。



噂通りの垂直壁。楽しそう♪

一気にテンションが上がる。

わははは、人が蟻のようだ!(ムスカ風)


はい・・・、上げ方間違えてますね・・。ごめんなさい。


平蔵のコルへ向けて岩場を一つ下り一休みにする。

岩場といってもこんなだけどね。

こんな道、行ってるとなんだか恐怖の感覚が麻痺してくるね(笑)



着いたのはもう八時過ぎ。緊張を強いられる上に、あまり休む場所の無い道でなかなか疲れたが、ついに剱の直下まできたとテンションがあがる。

この上から見える風景はどんなだろうか。雲の切れ間からでも日本海が見えると良いなぁ。2999mから見る海はどんなかなぁと想像が膨らむ。