鹿久居島
ブッシュと言うのは遭難したときに備えて、道無き藪を掻き分けて、地図を見ながら目的地へ行く練習。
ビバークも同様に遭難したときに備えて、最低限の装備でドライフードの非常食を非常用の固形燃料でつくりシュラフカバーという寝袋防水用の道具で一晩過ごす訓練。
例年だと昼頃に着き、午後は遊んでから、夜、脅かしあいの肝試しをして、非常食を食べビバークをして、翌朝、藪に向かうのだが、今年はどうもうまく行かなかった。
まず、トラブルはまず朝の集合から。
時間になっても3回生のIさんが来ない。。。
出発5分前になっても連絡が取れず、船の時間があるのでやむなく置いていく。
ワンゲル3年目にして始めての異常事態だ。
しかもうちのパーティーの食糧は彼女の手に。。。。やばい。。。。
1時間後ぐらい、ようやく電話で起きたIさんはどうにか午後のフェリーで島までくる。
予定の船着場と違う船着場になるので、1時間ほど歩くことになるIさん。
流石に哀れなので何人かで迎えに行ったけど炎天下めちゃめちゃ暑かった。。。
その後、現地の人と話していたところ、今年は蝮が以上に多いので注意するようにとの忠告をうける。
うちらの行くコースは蝮の多い山域。しかも蝮は藪を漕いでバキバキ音を立てながら進んでも逃げない。。。
藪漕ぎに必死なうちらは恐らく蝮には気付かない。
噛まれたらここは島。結構危険だ。
これはまずいぞと言うことで、みんなで相談した結果ブッシュは後日に延期となる。
その後、おいらが散歩してたらテン場近くで蝮に出くわすし、中止にしてよかったんだろうな。
その後、悪戯の好きなおいらは肝試しを楽しみに待っていたが、なんと言うことか、近くの砂浜にカヌーで来た人たちがテントを建て始める。
夕暮れ、ちょっと様子を見に行くと既に熟睡中のよう。
あえなく肝試しも中止となる。
そして最後は、普段人が居ない場所に生きる野性の蚊!
普段、分厚い毛皮の鹿やら猪やらを相手にしてるだけあって異常に強い!
服の上からでも平気で刺してくる。寝ていたらめちゃめちゃ刺されたので、合羽の様な生地のシュラカバに篭り、これで大丈夫と思ったら、シュラカバの上から刺そうとしてきやがる。。。
流石に刺されはしなかったけど、ブーンという不快な音に一晩中悩まされる羽目に。。。
しかも翌朝起きたらびっくり。まぶたを刺されたらしく、右目がお岩さん状態・・・。
他の刺された場所も異常に腫れてるし、野生の蚊の怖さを思い知らされる。。。。
う〜ん、なんだろう。
今週末は、厄日だったのかなぁ。
まぁ、過ぎたことは忘れよう。
明日はいいことあるさね、きっと。。。