気まぐれ日記

更新は本当に気まぐれです。主にtwitterに書くには長いなと思ったネタを書きます。

施釉


今日は工芸の授業。

先週、釜に入れて素焼きしたものに今回は釉薬を塗る作業。


陶芸を知らない人の為に受け売りながら少し解説すると、焼き物はまず土をこねるところから始まって、こねた土を好みの形に作ったらその次は乾燥、素焼きと言う工程になります。


乾燥は素焼きしてもわれない程度に水分を飛ばすのが目的。


素焼きは750℃前後(確かそう言ってた・・・)で、水に入れても粘土に戻らないように焼き固めること。これ以上高い温度で水分を抜いてしまうと今度は水に入れると割れてしまうらしい。

大体、土器とか植木鉢はこの素焼き状態の焼き物に近いらしい。


そしてこのままだと脆く、水を入れて使うと浸み込んだり漏れたりするので、そうならない様にこの後に来るのが施釉、うわぐすり(釉薬)を塗る作業。

この釉薬と言うのはガラス質の泥みたいな液体で、表面に付けてこの後本焼き(1200℃〜1300℃くらい)をすると、溶けて普段家で使ってる食器みたいに、土の周りに薄いガラスのコーティングを作る。


今回は最初に作った一輪挿し(涙)と徳利、ぐい飲みを施釉してきた。

施釉の工程と言うのは絵付けとセットで、透明の釉薬を塗る前に顔料などで絵や模様を付けたり、釉薬自体で絵を描いたりする。(ちょっと説明が違うかも。。。)

課題は白地の顔料のベースに赤の顔料で模様を付けるて透明の釉薬をかけるのと黒の釉薬

黒の釉薬のほうには、ドロっとした白になる釉薬で模様を付けることも可能。


おいらは一輪挿しをシンプルに白地に透明の釉薬のみにして、徳利とぐい飲みは黒の釉薬に白のドロっとした釉薬で模様を付けることにした。


出来上がったのが左の写真。

右は白のドロっとした釉薬とそれを付けるためのスポイトを巨大にしたようなやつ。


なんかぐい飲みの方は最初にやったので調子に乗って模様を付けすぎた気がする。

少しうるさい感じになってしまった。

まあでも、焼きあがるとまた違った感じになるらしいのでどうなるのかちょっと楽しみです。


それにしても素焼きでは意外に縮まなかったなぁ。

このままだと1合以上入る徳利になってしまう。

本焼きでもう少しだけ縮んでくれると嬉しいけど。。。

まぁ、後は本焼きで割れなければ念願のお家で徳利です。

熱燗の季節が楽しみだなぁ〜♪