気まぐれ日記

更新は本当に気まぐれです。主にtwitterに書くには長いなと思ったネタを書きます。

崖崩れと地球温暖化


お昼休みにテレビを見ていたら、崖崩れの話題がやっていた。

崖の下に住んでいる人が、台風や大雨の度に不安で…などと言っていた。


ふと、気になったのはこの人は、自家用車の利用を減らすとか地球温暖化対策に積極的に取組んでいる人なのだろうかということ。


なんで?って思った人も居るだろうけど、実は地球温暖化が進むと崖崩れが増えます。

風が吹いたら、桶屋が儲かるみたいな感じもあるけれど、ホントの話。

地球温暖化が進んで、平均気温が高くなると、海や陸からの蒸発量が増えます。

まぁ、簡単に言えば夏の方が洗濯物が早く乾くでしょ。あれと同じで暖かい時の方が水が蒸発する量が増えるんです。ちなみにこれは地面が乾燥して砂漠化する原因にもなります。


すると何が起きるかと言うと、たくさん蒸発した水は、たくさんの雨となって降ってきます。

分かり易く言うと集中豪雨とか大型台風が増えるんです。

砂漠化するのに集中豪雨というのは矛盾して聞こえるかもしれないけれど、雨が降る場所や時期には沢山の雨が降って、降らない場所や時期では沢山の水が蒸発するために砂漠化するってことです。


で、沢山の雨が降るとどうなるか。

地面に降った雨は地下に染みこんで地下水の水位がどんどんと上がっていきます。


そうするとどうなるでしょうか。

例えば土の塊をコップの水に入れたらどうなります?

バラバラになりますよね。

それと同じで、地下水の水位より下になったとこの土は、くっつく力が弱くなり、バラバラになりやすくなるんです。

そうして、上に乗っている土の重量を支えられなくなると崖崩れが起きます。


と、言うわけで、地球温暖化が進むと集中豪雨や大型台風が増えて崖崩れが多くなるわけです。

だから、崖の近くに住んでる人にとっては地球温暖化って深刻な問題なんだけど、さて、崖の近くに住んでる人は、そのことが分かってて対策をとろうとしているのかなぁ。関係あることが分かってなくて対策を熱心にしていないんじゃないかなぁなんて疑問に思ったわけです。


田舎暮らしで街にでるのに崖のある道を通らなきゃいけない人や、山登りのために徒歩や車で崖を通る人、そうあなたやその仲間、家族の為にも、地球温暖化はとっても深刻な問題なんです。


ちなみに、地球温暖化の対策として特に重要なのは自家用車の利用を減らすことと、環境に良い買い物をすることだと思います。


なぜかと言うと、まず自家用車から、説明すると自家用車(自動車って意味じゃなくて家庭用の自家用車ね)からの二酸化炭素は日本の二酸化炭素排出全体の約1割を占めていて、家庭からの排出に限れば、約半分を占めているからです。

自家用車を使う前に、一度考えてみて下さい。その場所に行くのには本当に自家用車で行く必要があるのかを。


そして、買い物に関しては、日本の多くの二酸化炭素の排出は家庭でなく、産業界からですが、そのほとんどは最終的には家庭の消費する商品を作ったり運んだりするためです。

ですから、買い物で環境に良いものを選ぶというのは、非常に重要なことなんです。

ちなみに消費者の7%が買うものを帰ると、商店は品揃えを変えるそうです。

あなたが変ることには十分意味があります。環境に良い買い物、心がけて見て下さい。