ブッシュＩＮ兜岩

先日、蝮の異常発生ために中止になったブッシュ（藪漕ぎ訓練）を近所の低山でしてきた。

藪漕ぎって言うのは道なき道を行き地図や地形を頼りに目的地を目指す。

道なき道を行くにはその辺の藪をボキボキ枝を鳴らして掻き分けて行く訳で、それなりに覚悟が必要。

例えば軍手は二重や三重にしないと棘が刺さるし、顔もタオルなんかで保護しないと思わぬ枝に引っかかれたりする。

それを防止するために基本的に肌を出さないような格好で行く。

まぁ、写真だとこんな感じです。

・・・。

通報されるよね。

集団になると更に・・・。



山に入る前に麓で靴紐を締めなおしてフル装備にして、さて行くぞ！

ってところで撮った一枚ですが、ものすごい不審な目で見られました。

なんか犬からもめっちゃ本気で吠えられました。

こんな格好で麓に長く居るのは耐えられないので早速山へ。

今回行った場所は普段、岩トレをする兜岩。いつもと違う場所から入り岩トレ場の上にある大兜を目指します。

例年ブッシュをしている鹿久居島だとブッシュは胸まであるシダ植物との戦いとなるのですがここの藪はどうも堅めの枝が茂ってる感じでそこをバキバキ折って進むのは何か破壊活動の感がありましたが、例年よりはかなり楽々な道でした。

かなりの急登に難儀しながらも1時間ほどで目標の大兜へ。

小高い山のてっぺんの大きな一枚岩で、頂上からの景色はなかなかのものです。

後は頂上でのんびりして、地図読みやコンパスの使い方の講習をしていつもの岩トレに来る道から下山。

普段はこの道は藪の中で嫌な道でしたが今日ばかりはとても歩きやすい良い道に感じました。

やっぱり藪漕ぎなんてするもんじゃないね。

まぁ、それを感じてもらい、道に間違えたら近道しようとせずに間違えた地点まで戻ると言うことの重要性を認識してもらうのがこの訓練の裏目的だったりするのです。

一度これをやると実感します。山の中で道を外れたところは絶対に行くまいと。